数年前、新婦の友人としてレストランウェディングに出席したことがあります。
高校生の頃からの友だちの結婚式で、卒業してからもずいぶんお世話になった子だったので、本当に嬉しくて、招待状が届いてからすぐに出席すると返事をしました。
ただ、私は当時その年の6月に彼氏と同棲するために地元から引っ越してきたばかりでした。
彼女とは引っ越す直前にも食事をしましたが、そのときは彼氏もいなかったので、結婚すると聞かされたときは非常に驚いてしまいました。
しかし幸せになると聞けば嬉しいもの。
まだ仕事も決まっていなかったので、正直なところ金銭的には厳しいものがありましたが、早速地元へ帰省してきました。
お式は地元でも有名な神宮で行ったそうで、私を含む友人や職場関係の招待客は披露宴からの出席になりました。
神宮の近くの明るい雰囲気のイタリアンのお店で、レストランウェディングっていうのも良いものだな~と考えたことを覚えています。
大阪のレンタルドレスショップを利用して出席しました。
ただ出席者の数の割には会場が狭く、かつL字型の折れている部分に新郎新婦の高座があったため、写真を撮ろうとしてもこちらを向いてもらわないとちゃんと撮れなかったりして、その点は残念でした。
一番素敵だったのは、新婦の衣装とお料理です。
最初は真っ白なウェディングドレスでしたが(お式は和装だったみたいです)、お色直し後は色打ち掛けに洋風の髪型で、その色打ち掛けが本当に鮮やかな色で、どちらかというと派手目な新婦の顔立ちにぴったりで、本当にキレイだったんです。レストランウェディングということで、もしかすると和装をするのはためらったのかもしれませんが、イタリアンなレストランの雰囲気にもぴったりな姿でした。
演出としておもしろかったのは披露宴後のこと。
新郎新婦が見送りつつ引き菓子を手渡ししてくれるという演出はよくあるものだと思いますが、このカップルの場合はせんぐまきを行ったこと。
これはたぶんこの地方だけの風習だと思うんですが、家の棟上げをしたときなどお祝いごとのときに、お餅とお金・お菓子が入った小袋を上から投げるんです。
結婚式でもこれをやるんかい!と笑ってしまいました。
レストランウェディングらしく自由だしカジュアルで、楽しい結婚式でした。