私の家の近くで工事が行われています。以前は空き地だった場所を活用して、近所の住民たちが集う集会所を建設するらしいのです。緊急時には避難所としても機能するようで、最新の設備を有した建物が少しずつその全貌を露わにして行く様子を、私はワクワクしながら毎日眺めています。
工事現場において私がついつい注目してしまうものは、ブルドーザーやショベルカーといったさまざまな建設機械です。子供のころからスーパーカーを筆頭にして自動車が大好きだったのですが、それとはまた異なる趣きの建設機械に対しても、とても深い興味を抱いていました。誕生日のプレゼントとして買ってもらった図鑑には、建築系マシンの図版がたくさん載っており、今でも実は私の一番の宝物なのです。
子供が生まれてからは、親子でそうした機械のミニカーめいたおもちゃを用いて遊びを行うことも多く、まるで私の方こそが子供のようだと妻にはよく笑い話にされてしまいます。しかし、男の子の心をくすぐる独特のロマンがこういった機械には間違いなく存在すると思うのです。
また、それを実際に操作しておられる方々の技術には脱帽するばかりで、あの大きな機械をどうしてここまで繊細に操ることが出来るのだろうといつも感心しております。今日もマシンを操作する専門職の方々に敬意を表してご挨拶しつつ、通勤時の楽しみとして目の保養をさせていただくつもりです。