昨日の夜の天気予報では、明日は急に気温が上がると言っていました。
ホントかなぁ。
いま寒いし、ホントに暑くなるのかなぁ。
テレビを見ながら疑いの言葉を次々と口にする私に、主人が言いました。
昼間に気温が上がるなら、夜から朝にかけては、空に雲がないはずだから、放射冷却で寒くなるんだよ。
明日は暑くなるなら、ガーデニングする時には日焼け対策はしっかりしてね。
キチンと説明してくれた上に、私の心配までしてくれました。
朝になりました。
朝ごはんの準備をしているキッチンの温度計は15度です。
寒くない?
暖房つけましょうか?
うん。
肌寒いね、エアコン点けて欲しいな。
脂肪が程よくあって寒さをあまり感じない私と違ってスリムな体型の主人は気温の変化に敏感に反応します。
いつもの、喫茶店のモーニングセットのような同じメニューの朝ごはんをふたりで食べて、主人を仕事に送り出しました。
庭に出て清々しい朝の冷たい空気に触れながら、今朝新しく咲いた花を見てまわります。
田舎なので、近所迷惑もなく、通り掛かる人も居ないので、遠慮なくパジャマのままです。
もう少ししたら、私もパートに出掛けます。
主人と一緒に暮らすようになって、自然の美しさや素敵さに気が付るようになりました。
咲いたばかりの花の香り、葉っぱにまぁるく載った露、ガーデニングは、ずっと前からの趣味なのに、気が付けずに暮らしていました。
日々のせわしい仕事や、家事に追われていつもいつも、必要以上に焦ってばかりいました。
いま、それらをしなくて済んでる訳じゃない、以前と同じようにこなしています。
出会った頃は、なんてのろい人なんだろう、合理的に効率よくこなせばもっとはかどるのにと感じて主人にイライラしていましたが、いそがなくて良いよ。
ゆったり、余裕を持ってやろうね。
が、口癖の主人のペースは、時間に追われ続けて生きてきた私には、いつの間にか、とても心地好くなっています。
さぁ、私もパートに出掛けて来よう。
疲れて帰っても、急がず、出来るように家事をすれば良いのです。
ガーデニングも、出来る範囲でしたら良いのです。
のんびり、ゆったり、私は暮らします。