NASA断熱塗料と遮熱塗料の特性の違いについてしっかりと知っておけば、自分で断熱目的の塗装をする際に失敗するリスクを回避することができます。
まず、断熱塗料の特性ですが、断熱塗料は、熱が加えられることで発砲層を作り出す特徴があります。
その発砲層が作り出されることで、断熱効果が出てくるのです。
断熱する対象物が大きくなればなるほど、その分、大幅な発砲層が必要になります。
断熱塗料の量が足りなくと、発砲層の量も足りなくなり、足りない部分は十分に断熱ができないというデメリットが出てきてしまいます。
また、塗装の仕方が下手だと同じように断熱効果が弱くなってしまうので、意味がなくなってしまいます。
断熱塗料による塗装は経験のある業者がやってもうまくいかないケースが多々あります。
なので、素人がネットなどの情報をもとにやるのは危険だと思います。
そのような作業が好きな人は、失敗してやり直す費用がリスクを覚悟した上でやったほうが良いでしょう。
次に遮熱塗料の特性についてご説明します。
遮熱塗料の特性は、いたって単純です。
太陽の光を反射させる特性があるので、それにより光を反射せて断熱をするということです。
つまり、太陽の光のようなものを断熱する時には向いている方法ですが、個体そのものに伝導されてくるような熱を断熱する際には向いていない方法です。
断熱塗料を使うか?遮断塗料を使うか?迷っている方は、目的によって適している塗料を使うのが一番です。
特性が向いていない方の塗料を間違って使ってしまえば、断熱効果がないどころか、作業自体が失敗してしまうリスクが高くなってしまうのです。
そのような判断さえも自分でできない場合は、最初から自分でやるのは諦めて業者に依頼するようにしましょう。
日曜大工ができるくらいのレベルでは、とてもプロのような塗装を成功させることはできないので自分の力を過信しないほうが良いでしょう。
私も1度、断熱塗料による塗装を自分でやって失敗しています。